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日本は海外に比べるとピルの認可が遅かった

避妊と言えばピルと考えている方も多くいるかもしれません。
ですがピルは昔から浸透していたものではなく、実は日本でピルが認可されたのは世界の中でも遅いのです。
日本でピルが認可されたのは、1999年のことです。
これは海外で国連に加盟している国の中で、最も遅い時期でした。
アメリカは日本の40年も前に認可していることを考えると、海外の国よりも対応が遅かったことがわかります。

ピルの認可が海外の国より遅かったといっても、認可が検討されていなかったわけではありません。
ピルの認可に関しては、日本でも早い段階で検討されていました。
検討が開始されたのは、1955年のことです。
1955年に国際会議でピルによる避妊法が発表されたことがきっかけで、国内でも検討されるようになったのです。
検討されたものの認可まで至らなかった理由が、安全性が確認されていなかったためです。
副作用が明らかになっているという理由から、この時点で認可されることはありませんでした。

1964年には、用途を限定することを条件で一部の使用が認められるようになりました。
ただしピルの使用が認められたのは、避妊薬としてではありません。
避妊薬としてではなく、排卵抑制剤という形であれば使用が認められたのです。

排卵抑制剤としてピルの使用が認められてから、大きな動きはなく避妊薬としてピルが日本で認可されたのは1999年のことです。
バイアグラのように申請から数か月で認められる薬があることも考えると、40年以上もかかったのは珍しい薬かもしれません。

こうして40年以上の時をかけて認可が下りたピルですが、現在も避妊薬として使用している方も多くいます。
実際に利用を検討している方の中には、副作用を心配する方もいるでしょう。
薬である以上、服用するときには医師の指示に従うことが大切です。
医師の指示に従って飲んだうえで、もしも飲んで異常を感じたらすぐに相談するようにしましょう。

日本は世界一中絶する女性が多い?

ピルを使って避妊をする方も多くいる一方で、日本では海外に比べるとピルの浸透率が低いのも事実です。
浸透率が低い理由の1つが、認可が海外の国よりも遅れたためです。
アメリカよりも40年も遅く認められた薬のため、海外とは認識が異なるのも当たり前です。
ですが認可のスピード以外にも、ピルが浸透していない理由は存在しています。

実は日本は、世界で一番中絶する女性が多い国です。
中絶する方が多いのに、ピルは浸透していないと知ると不自然に思う方もいるかもしれません。
中絶するということは、望まない妊娠だったということです。
ピルを飲んで避妊していれば、望まない妊娠をせずに済んだかもしれません。
ピルを飲むことがない理由には、性教育が不十分という背景も存在しています。

日本ではピルの認可が遅れたことが影響で、ピルがどのようなものなのか理解していない方も多くいます。
ピルは副作用が強くて危険というイメージを持っている方も多く、飲まないほうがいいと考えている方もいるのです。

また性教育が不十分なため、妊娠に対する知識がないのも日本人女性における特徴です。
男性がコンドームを使っていれば、自分は避妊しなくても大丈夫と考えている方も多くいます。
このような考えによって、望まない妊娠をしてしまい中絶をするというケースも見られます。

妊娠して中絶する可能性よりも、ピルの副作用のほうが怖いというイメージを持っている方もいるでしょう。
もちろん副作用がある可能性を認識しておくのも大切なことです。
ですが望まない妊娠をして中絶するというのも、体にとっては負担がかかることです。
性行為をする前に、きちんと性に関する知識を得ておくことも忘れてはいけません。

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